社☆ガール 3月神社巡りに参加してきました

社☆ガールさんの神社巡りに参加してきました。

今回のテーマは、

『出雲大社プラス薬草のワークショップ』

と、言うことで出雲大社ー北島国造館ー出雲ハーブのワークショップにお邪魔してきました。

案内は、社☆ガールのガイドも務められている「前田みのり」さん。

古代出雲薬草探究会もされていて、どんなお話が聞けるのかワクワクしながら参加してきました。

↑ 出雲大社・大鳥居

今日の出雲はとっても天気が良く、朝は少し肌寒さもありましたが、陽射しが心地よく感じる一日でした。

大鳥居の前は、道路(橋)の工事で現在はこんな感じです。

勢留に集合して、出雲大社を前田さんのガイドで参拝からスタートしました。

先ずは、下り参道を下りる途中にある袚戸のお社でお清めをしました。

袚社には四柱の神様ー瀬織津比売(せおりつひめ)神、速開都比売(はやあきつひめ)神、気吹戸主(いぶきどぬし)神、速佐須良比売(はやさすらひめ)神がお祀りされています。

そして、その四柱の神様のお役目を前田さんから教えて頂きました。

瀬織津姫神がかわに流された穢れを海へと流していきます。

その穢れを今度は速開都比売神がキャッチして、気吹戸主神がそれを今度は海底へと運び、最後に速佐須良比売神が穢れを呑み込み、消滅させる。

四柱の神様の連係プレーで穢れを祓って頂くんですね。

祓には、6月に夏越しのお祭りの際に奏上される大祓の祝詞と言うものがあって、コロナが流行してから、コロナの終息を願ってこの大祓の祝詞を毎日奏上されているご神職もおられるそうです。

↑ 2枚 灯篭の兎

大国主命なので、やっぱり関係性があるのでしょうか。兎の像が彫ってあります。

(私初めて知りました!)

↑ 2枚 灯篭

兎と同じ灯篭なのですが、灯篭の下部にはカエルの像も彫ってありました。
阿吽にはなっていないようですが、「無事に帰れる」などの願掛けの意味が込められているのかもしれません。

↑ 野見宿祢社

↑ 野見宿祢社の狛兎

出雲国造の祖でもある野見宿祢をお祀りするお社です。

野見宿祢は、能義神社の神職だったのですが、天皇の御前で当麻蹴速と決闘をすることになります。その決闘が相撲の発祥とも言われており、野見宿祢は相撲の神様とも言われているので、力士姿の狛兎が見ることが出来ます。

野見宿祢は、当麻蹴速に勝ってその領地を天皇から頂き、屋敷を建てたのが現在の大阪府枚方市にある片埜神社と言われています。

野見宿祢はその後天皇の元で使え、埴輪を作り、古墳での殉死者を無くしたと言われています。

野見宿祢は晩年、出雲の地へ帰ることを願い許されますが、帰郷の途で病に倒れ力尽きます。

(現在の兵庫県たつの市と言われています。)そこで火葬され、訃報を聞いて駆け付けた出雲族の人々が分骨して持ち帰り、宍道町にある菅原天満宮の境内にあるお墓に埋葬したと伝えられています。

(因みに野見宿祢の子孫が菅原道真と言われています)

野見宿祢社は出雲国造の先祖でもあるのですが、前田さんは何より殉教者を無くした功績を讃えておられ、人を救う医と同義であると説明くださいました。

納得です(^^)

野見宿祢の一族は埴輪を作ることから、土師氏の姓を貰うのですが、結構な大所帯だったのでは?と思っています。

野見宿祢が、天皇へ埴輪を作るよう願い出たときに、安来の地から100名の職人を連れって行ったと、何かで読んでいて(あいまいですみません)、その家族もろともとなると、1000人規模(?)と思ってしまいます。

大阪の地で過ごした年月でさらに増え、宿祢に付きしたがって出雲を目指したもの、散らばって行ったものが各地に定住していったと思われます。

土師や長谷のつく地名が各地にあったり、鳥取の白兎神社で、八頭町にある白兎に関わる神社で百井土師神社や、智頭町の方でも土師神社があるのが根拠と考えています。

中央に居た職人さんであれば、各地でその技術が重宝されたことも地名に残った理由と考えることも出ますね。

↑ 兎像(シロ)

こちらの兎は他の兎像とは違って、映画「神在り月のこども」に出てくる神の使いである兎の像です。

因幡の白兎の子孫の設定だったと記憶しています。

主人公は韋駄天の末裔で、神在り月に集まる神様の御馳走を集め届けるお役目のある女の子。

神仏ミックスな出雲に合っている、ハートフルな映画でした(^^)

↑ 境内にある梅(?)かな・・・

天気サイコーでした(^^)

↑ 2枚 大国主命と須勢理姫のご結婚のシーンが描かれたオブジェ

こんなのあるの知らなかったです(^^;

↑ ガイド前田さん(中央)の話を聞く社☆ガール皆さん

社☆ガールさん皆さん博識で、聞こえてくる会話の内容が知らないことばかりで、本当に勉強になります。

参拝されるかたでつられて話を聞いてる方や、なんだろう?と、近づいて来られる方もチラホラ

(^^)

↑ 境内の松

心の綺麗なかたにしか見えないハートがあります❣

見付けられましたか?(^^)b

↑ 出雲大社本殿と国旗が見えるポイント

ポールの高さが47m 国旗が畳75畳分の大きさだそうです。

大体ポールの高さが古代出雲大社本殿の高さだったようです。

比較物があるとイメージしやすいですね(^^)

↑ 写真ポイントにて

社☆ガールの皆さんもパシャリ♪

他にも、準備くださった資料を見せて頂きながら出雲大社境内の案内板の内容の元は○○だったりとか、そんな、ここには書けないような内容(営業妨害になっちゃうので)の事だったり等々。

1か所、1か所での前田さんの案内と、メンバーの皆さんの知見の広さ深さで、終始頷いていました(^^)


このあと素鵞社を参拝して、北島国造館へと行きました。

↑ 北島国造館内・竜虎の庭

右のお社が菅原道真をお祀りする天満宮。

左のソテツの影に見えるお社が少彦名をお祀りする天神社(てんしんしゃ)。


19日はお日柄も良く、参拝で北島国造館に入ろうとすると、楽の音が聞こえてきて、巫女さんを先導に新郎新婦の歩く姿が見ることが出来ました(^^)


菅原道真のお話で有名なのは、大宰府まで道真を追いかけていった飛梅ですが、松と桜に関するお話もあると、前田さんから教えて頂きました。

桜は枯れ、松は途中で力尽き、神戸の須磨の辺りに落ちたんだそうです。

機会があったら神戸の方また散策してみたいなーって思います(^^)

↑ 天神社

少彦名命は、大国主命が国造りを始めるときに出会った神様で、一寸法師のモデルとしても知られています。

少彦名命は大国主命共に国造りをされ、医療や温泉を広めた神様としても知られています。

しかし、国造りの途中で、粟の穂先で弾かれて常世の国へと渡ったとされています。

その最後の地は粟島神社だと言われています。

正に今日のテーマ『薬草』にピッタリの神様です。


出雲大社と北島国造館を周りながら、たっぷりと色々なお話を聞いて、あっという間に2時間が過ぎていました(^^)

昼食は午後からの『薬草ワークショップ』の会場でもある

【THE GIFT IZUMO】さんへと移動して頂きました。

↑ 2枚 THEGIFT IZUMOさんの店内

壁に掛かっている薬草は、前田さんたち薬草探究会のメンバーで採取製作されたものだそうです。

↑ ランチプレート

大豆ハンバーグに赤米に野菜。キノコと野菜のスープのセットです(^^)

大豆ミート初めて食べたのですが、言われないと分からない!!

とても美味しかったです(^^)

↑ デザート

グルテンフリーのケーキ。ぜんざい風。

もっちりした食感のケーキで、優しい甘さです。

こちらも美味しかったです(^^)

↑ 自分でブレンドした薬草茶(ハーブティー)

12種類の乾燥した薬草と2種類のフレッシュな薬草の中から、効能やインスピレーションで5,6種をブレンドして作ったものです。

私はデトックスや血流、疲労改善を狙って、

クロモジ、マツ、ビワ、マコモ、クワでブレンドしました。

クロモジのお茶は以前、福栄神社を参拝した際に購入した野草茶が美味しかったので、ベースにと思って入れてバッチリ良かったです(^^)


薬草茶を頂きながら、出雲の神々と薬草についてのお話を聞きました。


因幡の白兎神話に出てくる治療法について。

大国主命の再生神話における治療法について。

「大同類聚方」と「医心法」の大まかな違い。

神話の治療法の「大同類聚方」で扱いについて。


薬草では無いが、治療として使われた温泉と神様について。

温泉にまつわる伝承と科学的薬効について。

「医心法」の教え・春の養生について。

↑ 薬草についての小冊子

午後からも濃密なお話をたっぷりとお聴きでき、あっという間に終了の時刻に(><)

また機会があったら薬草のことを勉強したいと思います(^^)


今回も沢山の出会いと、刺激を頂き感謝でした。m(__)m


ありがとうございました(^^)b


興味のある方は是非入会されてみてはどうですか?(^^)

社☆ガールホームページ 




m(__)m お詫び m(__)m

誤)古代出雲薬草研究会 → 正)古代出雲薬草究会

誤)ポールの高さ48m  → 正)ポールの高さ47

誤)国旗22畳分     → 正)国旗75畳分 

以上3点の誤表記がありました。

申し訳ありません。

訂正箇所は23/3/24に修正しています。m(__)m









ふらっと神社 独り言

ふらっと神社をやっている、おっちゃんの神社以外の好きな事などをいつぶやいています。 <ページ写真は志多備神社のスダジイです。>

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